世間ではゴールデンウイークと言う事ですが、
現役の頃はこの期間は憂鬱でした。
高速道路が大渋滞なのが分かってて突っ込んで行かなければなりませんからね。
高速道路の走行が慣れている運転士さんは、「ここで渋滞していたらこの車線」とか
「この料金所は一番左のゲート」とか経験で流れやすい位置がわかっていて、そのような
走行をします。
慣れていなかったり、初めて走行する場所だったりすると、そうゆうわけにはいきませんよね。
私もそうでしたが、渋滞中、後ろから来たバスが気がつくとかなり前方に行ってしまっている・・・。
なんとなく「あせり」のような意識を持ってしまいました。
マイカーで走行しているときはそんなことはどうでもいいのですが、バス乗務で乗客がいると、
乗客が「隣にいたバスがもうあんな先に行ってるじゃないか・・・」
なんて思っているんじゃないか、と運転士は勝手に考えて「あせり」が芽生えてきてしまいます。
そして不必要な無理な車線変更などしようとして接触したりしまうこともありえます。
乗客はそんなことは考えていませんし、友達とのおしゃべりを楽しんでいます。
特に経験の浅い運転士さんは、こんな場面でこのような感覚を持たないことです。
渋滞中多少流れが悪い走行をしてしまっていても、例えば時速30キロ位で流れ出せば、その差は無いのと
同じです。
余計な「あせり」の意識を感じて接触事故など起こさないようにしましょう。
この時期は、そのようなことも点呼の際に注意することが事故を未然に防ぐことになるかもしれません。